固~い青竹がパウダーになる。
その瞬間を見たとき、私はすごいと思った。
幸運なことに日本で最新鋭のマシーン、(株)大橋の裁断機が九州から私の町にやってきた。
この機械を買ったのは、農業研修を行っている方だ。
有名な新聞社を退社し、農業という新しい領域に飛び出した方がいる。
その方が奥村さんだ。
奥村さんが裁断機を購入するきっかけとなったのは、ある人物の出会いである。
プロカメラマンという異色の肩書を持つ人物は、5年間ブルーベリーの栽培を夢見ていた。
さなざまなキャリアを積み、高い視点から物事を判断、行動できる。
その方は佐藤 章さんという。
章さんとは奥村さんは、里山がっこうで、であった。
二人は地域の農業の活性化と、それぞれの未来を語りあった。
ブルーベリーを栽培するには、かなりの経験と知識がいる。
二人ははブルベリーの栽培について、さまざまな調査と実験を行った。
ブルベリー栽培は、水はけに用いる土壌が欠かせない。
その栽培に竹のパウダーが必要なことが分かった。
竹パウダーを作る機械は、さまざまなメーカーが存在する。
導入できる条件は、竹パウダーの品質をかなえる性能が求められる。狭い畑に搬入する機動力も必要だ。
耐久力やメンテナンスをも加味しながら、固い竹を粉砕できる機械が調査された。
奥村さんは、竹パウダーの対する可能性と章さんの情熱に、裁断機 購入の判断をした。
私は里山学校の校長先生と、昔からのお付き合いがあり二人を紹介していただいた。
その裁断機が届くことを、奥村さんから聞かされた。
どんな機械が来るのだろう?
私の裁断機への期待が膨らんだ。
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