2011年1月4日火曜日
幻の日本ミツバチを冬越えさせる名人にあった。
地域活性化プロジェクトは「小さな親切」をコンセプトとしている。
私の一人世話焼きプロジェクトだ。
川俣はおばあさんの生家がある。私にとって、そして家族にとって親しみのある地域だ。
その親せき筋に、竹林を所有するSさんがいる。
先日、そのSさんのお宅へお歳暮でお邪魔した。
竹林の伐採はSさんにとって喜ばれることではないかと、竹パウダーのことをお話しした。
実際の竹の伐採は、2人でその作業を行う。
竹パウダーの機械を持ち込み、竹をチェーンソーで切り出しながら粉砕機に太い竹を挿入する。
竹の葉っぱや枝ごとを、瞬時に細かい竹パウダーにするこの機械は、大分県では指定の有名メーカーだ。
中国の農業関係者からも引き合いが多く、竹パウダーを作り出す機械では世界でトップレベルといえる。
章さんとおじさんのお宅へ....
おじさんは快く山林を案内してくれた。
行ってみると杉林は孟宗竹で埋め尽くされ、日差しが差し込まないほど鬱蒼としていた。
章さんは大量発注に備え、環境に理解がある方に竹伐採のお願いをしている。
竹林は小さな畑をはさんでいるものの、道路に近く運び出すには十分のスペースがある。
おじさんに竹の切り出しの了解を得たあと、おじさんはここに蜂について面白いお話をしてくれた。
「木山林に巣箱をおくとアカシアのはちみつが取れるんだ。」
「以前はここではちみつを飼い、たくさんのはちみつを取ったんだ」
と自慢げに話してくれた。
見上げるとアカシアの木が空高く伸びていた。
純粋な日本はちみつは、地元の植物の花などから蜜をつくる。
その幻のはちみつはミネラルやビタミンを豊富に含み、その味を知ると、輸入されたものは食べられなくなるという。
私は全く蜂についての知識はなかったのだが、日本の農作物にとって、日本はちみつは非常に重要なファクダーなのだそうだ。
このはちみつがいなければ、カボチャや桃、ジャガイモなどが育たない。
蜂ははなから蜜を取る代わりに、花の花粉をまき散らし交配させる。
蜂は「攻撃的で危険なもの」という印象しかなかったが、私たちが生命を維持している植物とのかかわりがあったことは知らなかった。
3人で夕くれ時、蜂についての話をしていたらおじさんが日本ミツバチを冬越えさせる人がいるという。
「近所にいるから、一緒に行ってみる?」
おじさんはそう私に提案してくれた。
章さんもブルーベリー農園で、ブルーべリの花でできたはちみつを作る構想もあり興味津津。
私もおじさんのプレゼンテーションに興味がいた。
おじさんはこんな風に地域の方にあい、普段から近所に方々と情報のやり取りをしている。
これは地域貢献ではないかと、感心しながら「日本ミツバチの名人」のお宅へ向かった。
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